三井住友銀行住宅ローンの概要
- もしもの時の保証も充実
- 一人ひとりのニーズや状況に合った団信を選べる
- 店頭金利2.475%から最大2%引き下げの0.475%で借入できる
三井住友銀行住宅ローンのメリット
三井住友銀行は、日本が誇る3大メガバンクの中でも、海外事業展開に力を入れており、収益率の高い銀行であることが有名です。
同社が提供する数多くの金融商品は、どれも根強い人気を誇ります。
住宅ローンも“三井住友銀行だからこそ”という他行とは一味違ったメリットが多く、実店舗型銀行の中ではトップクラスの人気を誇ります。
三井住友銀行の住宅ローン利用で得られる4つのメリットを順に紹介します。
誰もが知る“メガバンク”であることの安心感
三井住友銀行は、その高い収益規模や資産力から、三菱UFJ銀行・みずほ銀行と並んで“国内3大メガバンク”の1つに数えられます。
メガバンクの中でも最も長い歴史を持っており、明治6年の創業から培ってきた金融業としての知識と実績・社会的信用性の高さは計り知れません。
支店の統廃合や人員見直しなど、経営の効率性を図る手腕はピカイチで、収益率の高い安定した経営を実現させています。
住宅の購入は、一生の中で最も大きい買い物だと言っても過言ではありません。
借入金額が大きく、完済までにかかる期間も長くなる「住宅ローン」という商品だからこそ、安心して付き合っていける金融機関を選びたいものです。
三井住友銀行は、国内トップクラスの資産規模や金融機関としてのノウハウを持ち合わせる優良企業。
信頼できる相手と契約を結びたいと考える人にはピッタリです。
生活習慣病や自然災害など特約が充実
三井住友銀行の住宅ローンの団信は、他行ではあまりみられない面白い特約が揃っています。
特約なので、上乗せ金利こそ発生しますが、時代のニーズにあった安心を自分好みにカスタムできるのは大きなメリットです。
【日常のケガ・病気保障特約】
- 上乗せ金利+年0.1
- 8大疾病以外のケガ・病気に備える保障
- 1カ月以上の就業不能状態で一時金10万円
- 12カ月以上の就業不能状態でローン残高0円に
アルツハイマー病や心不全といった、8大疾病には含まれないさまざまな病気へのリスクをカバーする特約です。
就業不能状態となった場合、最長12カ月の返済相当額保障に加え、一時金やローン残高0円など、手堅い安心を備えたい方に向いています。
【自然災害時返済一部免除特約】
- 上乗せ金利+年0.1%~0.5%
- 自然災害の多い日本だからこそ備えたい保障
- 地震、台風、洪水、津波など幅広い災害に対応
- 建物の主要部分の損害割合に応じて、最大50%を免除
自然災害への備えとして、火災保険の地震特約や災害特約を付けている人も多いでしょう。
この場合に注意したいのは、保証金額は火災保険金額の50%が上限という点。
そこで、地震保険だけでは対応できない部分を保障するために生まれた商品が、この自然災害特約です。
借入期間が長期化するからこそ「万一に備えた安心を」と考える方にピッタリの内容です。
実店舗型銀行の中では比較的お得な金利
三井住友銀行の住宅ローンは、実店舗型の銀行の中では比較的お得な金利水準を保っています。
一般的には、全国の支店・営業所の運営費や人件費など費用がかかる分、実店舗型の銀行の方が金利は高くなる傾向にあり、ネット銀行の方が低金利でのローン商品提供を実現させています。
三井住友銀行の住宅ローンは、0.1%~0.2%代という低金利で人気のネット銀行と比べると見劣りしてしまうものの、良い意味で“低金利に食らいついている”といった印象を受けます。
0.3%~0.4%代は、“実店舗型の銀行”としてはたいへんお手頃な金利水準であり、契約に踏み切りやすい価格帯であると言えます。
住宅ローンを選ぶポイントは、金利だけではありません。
団信の内容や優待・利便性など重要視するべきポイントは多々あり、ライフスタイルや考え方によってその最適解は異なります。
比較的低金利で銀行それぞれの特徴もある「0.3%~0.4%」は、バランスのとれた内容の商品が多く、新規借入の人だけでなく借り換えの人にもおすすめです。
他社にはないポイントプログラム
三井住友銀行の住宅ローンには、「SMBC発行のクレジットカードで通常よりも+1%のVポイントが貯まる」というローン契約者向け特典があります。
三井住友銀行を含むSMBCグループでは、三井住友カードをはじめとした各種クレジットカードを発行しています。
このクレジットカード利用で貯まるVポイント(旧Tポイント)が、ポイントアッププログラムの適用で+1%貯まるという優待です。
クレジットカード業界・ポイントカード界でも、高いシェア率を誇るVポイント。
日常でもお得が感じられるこのサービスは、三井住友住宅ローンの大きなメリットでしょう。
三井住友銀行住宅ローンのデメリット
住宅ローン選びで後悔しないためには、良い点だけでなく“悪い点”や“注意するべきポイント”もしっかりと理解した上で検討を進めることが大切です。
三井住友銀行の住宅ローンを検討している人が、事前に知っておくべき3つの注意点をそれぞれ解説します。
ネット銀行と比べると金利は高め
三井住友銀行の住宅ローン金利は、「業界内でもトップクラスの低金利」とは言えません。
契約に踏み切るのは要注意!と言うほど高すぎるということもありませんが、決して「とても安い」とは言い切れない絶妙な水準で推移しています。
【ネット銀行との比較】
銀行名 | 金利 |
---|---|
三井住友銀行 | 変動:0.625%~ 固定:1.7%~ |
PayPay銀行 | 変動:0.465%~ 固定:1.115%~ |
auじぶん銀行 | 変動:0.329%~ 固定:1.045%~ |
住信SBIネット銀行 | 変動:0.448%~ 固定:1.563%~ |
2024年10月時点
※固定は10年で比較
業界内でもトップクラスの低金利を誇る3社と、三井住友銀行の住宅ローンを比較してみました。
0.2%程度の差ではあるものの、その差は大きいように感じます。
それでも「実店舗型銀行の中では比較的お得な金利」でもふれたように、実際に店舗を持つ銀行というカテゴリ内で比較すれば、0.4%代という数字は決して高くはありません。
それでも、低金利をウリにしているネット銀行と比較すると高く感じてしまう人も多いでしょう。
世界に事業の幅を広げる圧倒的な経営資本を持った一流企業であることへの“信頼感”や“事業の安定性”が、三井住友銀行いちばんの魅力です。
そこに、比較的手の出しやすい金利水準が付いてきていると考えましょう。
ニーズに合わせた消費者側の選び分けも、大切なポイントとなります。
無料付帯の団信はない
三井住友銀行の団信は、主契約こそ3種類ありますがいずれも上乗せ金利が発生します。
無料で付帯できるプランは存在せず、最低でも0.1%の金利上乗せがあると覚えておきましょう。
【三井住友銀行の住宅ローンの団信(主契約)】
①8大疾病保障付き住宅ローン
- 借入時の年齢が18歳以上46歳未満の人のみ
- 上乗せ金利0.3%
- 日常のケガ・病気保障特約が付けられる
②8大疾病保障付き住宅ローン【ライト】
- 借入時の年齢が18歳以上46歳未満の人のみ
- 上乗せ金利0.1%
- 保障内容は、①と比べて軽め
③8大疾病保障付き住宅ローン
- 借入時の年齢が46歳以上56歳未満の人のみ
- 上乗せ金利0.3%
- 日常のケガ・病気保障特約が付けられる
- 保障内容は、②に近い
このように、いずれのプランも8大疾病までしっかりとカバーしてくれる安心感のある保障内容となっています。
それでも、「保障はほとんどなくても良いから金利をプラスしてほしくない」というニーズには答えられない点をデメリットに感じる人もいるでしょう。
店舗での相談・手続きはできない
三井住友銀行の住宅ローンは、相談・手続きすべてがWEBのみでの対応に限られています。
これは、ローン商品の情報に精通したスタッフが、全国の支店に常駐していないことが理由で、「最寄りの店舗へ行って気軽に相談!」といったことが一切できません。
【ポイント】
- WEB上での契約手続きのみ
- 各種相談・問い合わせは、専用のコールセンターで受付
三井住友銀行のスタッフに話を聞いたところ「銀行で提供している商品だから」という理由で、支店の窓口に相談に来る人は一定数いるとのこと。
それでも、支店の従業員はローン商品の内容を把握していないため、WEBでの手続きやコールセンターへの問い合わせを誘導せざるを得ないのだそう。
不動産会社を通してなら対面相談ができるケースもあるとのことだが、これはとても稀なケースです。
全国に支店を構える銀行であるにも関わらず、身近にある店舗でスタッフに対面相談できない点は、大きなデメリットです。
三井住友銀行住宅ローンの審査は厳しい?
三井住友銀行の住宅ローンの審査難易度は、“緩いわけではないが特別厳しいということもない”といった評価が妥当です。
金融機関側が審査条件や基準について公にしていない以上、審査難易度を正確に判断することはできません。
それでも、公開されている申込条件や各社の経営スタンス・ターゲットとしている顧客層などから、おおよその推測をすることは可能です。
三井住友銀行のローン審査の印象は「属性を見て審査で落とす」というよりは「属性を見て適用金利を上げる」ために審査をしているイメージ。
実際、審査の結果、予想していたよりも高めの適用金利を提示されたという声も多く聞かれます。
三井住友銀行の経営スタイルは、現在の資本力や経営力にあぐらをかくことなく、商魂を持って事業を開拓していくスタイル。
効率的なビジネスモデルで、世界的にも存在感のある金融機関に成長しています。
このスタンスは、住宅ローンやカードローンといったローン商品にも影響しており、銀行系の中でも比較的大きく窓口を開けて顧客を受け入れています。
属性の審査でも、むやみやたらと審査落ちにするというよりも、必要に応じて適用金利を調整しながらも、申込者の希望を叶えられるポイントを探ってくれる印象を受けます。
こういった背景があり、冒頭の“緩いわけではないが特別厳しいということもない”という評価につながっていきます。
「実店舗型の銀行だから…」と心配しすぎる必要はなく、興味があれば積極的に審査を受けてみることをおすすめします。
三井住友銀行住宅ローンがおすすめな人
三井住友銀行住宅ローンは、以下のような人におすすめです。
- ネット銀行での契約に不安を感じる人
- メガバンクでの契約なら安心して利用できると感じる人
- 実店舗型銀行の中で、少しでも安く契約を結びたい人
- 自然災害特約に魅力を感じる人
- 日頃からVポイントを使っている人
三井住友銀行の住宅ローンは、メガバンクということでの絶対的な安心感がありながら比較的契約に踏み切りやすい金利水準が特徴の商品です。
後悔のない住宅ローン選びのポイントは、「不安に寄り添える団信」「無理のない金利」この2つのバランスが取れた商品を選ぶことにあります。
自然災害特約や全疾病特約など、団信を自分好みにカスタマイズできるのは、完済までの期間が長期になる住宅ローンでは嬉しいポイント。
「信頼性の高い企業であることへの安心」に加えて「団信での手厚い安心」という、ダブルでの大きな心の備えができることが、三井住友銀行の住宅ローンの強みです。
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