「テレビボードの角が心配...」な子育て家族のテレビは、壁掛けが正解!リフォーム工事のタイミングや注意点は?

子供が小さいご家庭はとくに、室内の角という角にハラハラしたり、片付けても片づけてもすっきりしない生活感溢れるリビングに、「疲れたな...」と感じたりしていませんか。つかまり立ちを始めた赤ちゃん、リビングの床におもちゃを並べる幼児がいるご家庭には、テレビは壁掛けにするのがおすすめです。壁掛けテレビにもデメリットはありますが、レコーダーやゲーム機などの対策も相談した上で計画を立てれば、子供が小さいうちの数年間は掃除もしやすく、テレビボードの角を心配する必要もなくなり、生活の質(QOL:Quality of Life)が上がることでしょう。これからマンションや戸建ての購入をするなら、壁を壊して配線ルートを作る壁掛けテレビの工事は可能な限り入居前に相談してください。
このコラムでは、テレビを壁掛けにした場合のメリットや注意点・デメリット、周辺機器はどうするのがいいのか、をまとめていきます。
目次
- テレビを「壁掛け」にする3つのメリット
- 壁掛けテレビのデメリットは何なのか?
- テレビの設置スタイル別ポイント
- 壁掛けリフォームは、入居前に依頼すべし
- 前から使っているテレビを設置したい場合はどうなるの?
- テレビを買い替える時はどうなるの?
- レコーダーやゲーム機はどこに置くの?
- 壁掛けテレビは、物件を決めたらプロにすぐ相談!
1.テレビを「壁掛け」にする3つのメリット
テレビボードでもスタンドタイプでもなく、壁掛けにすることのメリットについて、イメージできる方も多いでしょうが、念のため整理しておきます。
1-1.子供が触っても簡単に倒れない!安全性を確保
テレビボードやスタンドタイプだと、テレビを触ったり台を揺らしたりして倒れてくる心配があります。気を付けて!と言っても、家の中を走り回る子供の耳に届かず、ちょっとぶつかっただけで倒れて大惨事に...ということも。壁掛けテレビにして、プロにリフォーム工事を依頼することで、下地を補強して壁面に設置できるため、ちょっとした衝突では倒れにくくなります。もちろん、地震対策としても有効です。また、テレビ台の角に頭をぶつける心配もなくなるので、3歳くらいまでのお子さんにとっては安全面を考えると壁掛けが最適です。
1-2.台がないから掃除がしやすい!
台がないと床掃除がとても楽になるのは嬉しいポイントです。配線も壁の中に隠してしまえば、配線がごちゃついて埃をかぶって掃除が大変...ということもありません。子供が小さいうちは、家事がままならないこともたくさんあります。壁掛けテレビならお掃除ロボットもテレビの下を通れるので、床掃除はロボットにお任せしちゃいましょう!
1-3.理想のインテリアも夢じゃない!
リフォームによってテレビを壁掛けにすることで、テレビの位置に合わせて照明の配置やコンセントの位置も最適化できます。そのため、最初から「間接照明はここに置きたい」などと理想のインテリアを思い描き、リフォーム前に相談することで、テレビまわりはすっきりと片付き、あこがれのホテルライクな暮らしも夢ではなくなります。
2.壁掛けテレビのデメリットは何なのか?
安全面や掃除のしやすさ、見た目の良さは、他のタイプより壁掛けが群を抜いているように感じます。とはいえ、全ての家庭が壁掛けにしていないのは、それなりにデメリットもあるからです。
2-1.配置が固定されるので模様替えが困難
壁に固定してしまうので、当然ながらテレビを他の場所へうつすことはできません。テレビが固定されることで、テーブルやソファなど家具の配置換えも難しく、リビングの模様替えは容易ではありません。テレビを移動させて子供の学習デスクを最初はリビングに置きたい、などと家具を増やすのに配置換えをしたい時も、頭を悩ませることになります。
2-2.将来テレビを外した際に壁の穴が残る
小さなプッシュピンではなくしっかりネジで固定、下地補強も必要なため、将来的に壁掛けをやめると跡が気になるでしょう。修復のために壁紙の貼り替え等が必要になるため、設置時だけでなく辞める時にもリフォーム費用がかかってしまいます。
2-3.テレビの買い替え問題
壁掛けにする場合、設置した金具の耐荷重やコンセントの位置によって適応サイズがある程度しばられる可能性も。そのため、たとえば「節約のために賃貸暮らしの時から使っていた小さめテレビ(32インチ)を引っ越し後も使って、寿命がきたら58インチとかに買い替えよう」と計画すると、どうなるのか。いざ買い替えの時になって、引っ越し時のテレビサイズと違いすぎると設置できない!なんてことも起こる可能性があります。
3.テレビの設置スタイル別ポイント
比較しやすいよう表にまとめてみました。参考にご覧ください。
テレビ設置スタイル 比較一覧表
|
項目 |
壁掛けテレビ |
テレビボード(置き型) |
スタンドタイプ |
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見た目 |
最高にスッキリ。ホテルやモデルルームのような高級感。 |
重厚感・安定感。インテリアの一部として存在感がある。 |
スタイリッシュ。省スペースでモダンな印象。 |
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子育てへの安全性 |
非常に高い。転倒の恐れがなく、子供が画面を叩きにくい。 |
要注意。よじ登りや、テレビの転倒対策、角の安全策が必須。 |
やや注意。足元にぶつかって倒れるリスクがある。 |
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掃除のしやすさ |
楽々。床に物がないので、ルンバや掃除機がスムーズ。 |
手間がかかる。ボードの裏や上にホコリが溜まりやすい。 |
普通。脚周りの掃除が必要だが、ボードよりは楽。 |
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収納力 |
なし。レコーダー等は別途フロートボード等が必要。 |
高い。おもちゃ、DVD、ゲーム機を一括収納できる。 |
ほぼなし。棚板を追加して最小限の機器を置く形。 |
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配線の処理 |
リフォームで隠ぺい可能。コードが一切見えない。 |
見えやすい。ボード裏で束ねる工夫が必要。 |
支柱に隠せる。支柱の裏を通すことで比較的スッキリ。 |
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設置の難易度 |
高い。壁の補強工事が必要で、位置の変更が難しい。 |
低い。置いて繋ぐだけ。模様替えも自由。 |
中程度。組み立てが必要だが、壁工事は不要。 |
4.壁掛けリフォームは、入居前に依頼すべし
コラム冒頭にも書いた通り、テレビを壁掛けにするための工事は入居前がおすすめです。入居後だと不可能というわけではありませんが、工事のハードルがあがるからです。
4-1.なぜ「後から」だと遅いのか?
具体的には3つのポイントがあげられます。
- 壁ならどこでもOK、ではない
- 配線隠しのハードルが上がる
- 住み始めた後だと掃除も大変
石膏ボードの壁は、そのままだと思いテレビを支えることはできません。そのため、壁ならどこでもOKというわけではなく、位置をきめたら壁を確認して、下地補強の必要もあります。また、壁掛けにするならコードも垂れ下らないよう壁の内側に隠すのが理想ですが、それには壁をはがしての作業が発生します。住み始めて家具が入った後の工事だと、工事中に出る粉塵の対策や養生で手間もコストもかかり、工事後の掃除も大変です。入居前に依頼しておけば、工事担当者も家具に気を遣う必要がなく、作業もスムーズ。こちらも綺麗に整った状態で引越しができるので、テレビを壁掛けにするなら入居前の設置がベストです。
5.前から使っているテレビを設置したい場合はどうなるの?
入居前に壁掛けのための工事は済ませるべき、とはいえ今使っているテレビを壁掛けにしたい場合、テレビだけ先に引越しするの?どうなるの?という悩みに対する解決策はこちらです。
金具の設置まで入居前に行い、テレビ本体は引越し当日
- リフォーム会社が、新居の壁に「下地補強」と「壁掛け金具の取り付け」を完了させる。
- 引っ越し当日、引っ越し業者(または自分)がテレビを運び込み、すでに壁にある金具に「カチッ」とはめるだけ。
この流れなら、入居前に壁の穴あけや粉塵が出る作業が終わっているので、当日は汚れません。
このタイミングでテレビを新調して新居に直送
- 物件の購入に合わせて、新しいテレビを購入。
- 配送先を「新居」にし、壁掛け工事の仕上げ日に合わせて届くよう手配。
- リフォーム会社にそのまま設置まで依頼する。
賃貸物件の今はリビングが狭くて、テレビもどちらか独身時代から使っている小さいものを使い続けている、というご家庭もあるはずです。持ち家を買ってLDKが広くなるのに合わせてサイズアップをする方が多いので、工事のタイミングに合わせて新調するとトラブルも少ないでしょう。
6.テレビを買い替える時はどうなるの?
壁掛けにする際、多くの方が心配される「テレビの買い替え」。先の項目で「買い替え問題」を書きましたが、実は、リフォーム時に2つのポイントを押さえておけば、将来のサイズアップや故障時も怖くありません。
金具には「共通規格(VESA規格)」がある
多くのテレビは「VESA規格」という世界共通のネジ穴ルールに従っています。そのため、 極端なサイズ変更(32インチから85インチなど)でない限り、同じ金具をそのまま使えるケースが多いのです。最初に壁掛け工事を依頼する時に、将来のサイズアップを見越した「汎用性の高い金具」を選んでおくのがコツです。
「下地」を広めに入れておく
壁掛けの失敗で多いのが、新しいテレビのネジ位置が今の補強範囲から外れてしまうことです。入居前のリフォームなら、設置予定のテレビのサイズぴったりではなく、一回り大きな範囲に補強(合板)を入れておくべし。これさえしておけば、将来どんなテレビに買い替えても、好きな位置にネジを打ち直せます。
配線ルート(配管)を太めにしておく
いろんな心配の声であがるのは、家電の進化にともなう変化です。たとえば将来、新しい接続端子(HDMIの新しい規格など)が登場するかもしれません。そのような変化を見越して、最初に壁の中にケーブルを通す際、余裕のある太さの「空配管」を通しておけば、後から新しいケーブルを通し直すことが可能です。
7.レコーダーやゲーム機はどこに置くの?
テレビは壁に掛けられても、レコーダーやゲーム機を床に直置きすることになって台無し...とならないように、今すぐはなくても将来を見越して計画をたてておく必要があります。
「フロートテレビボード」で足元まで浮かせる
壁に固定するタイプの棚(フロートボード)を設置して、配線は壁の中を通してボード内に出すことで、レコーダーの設置や買い替えにも対応できます。家具は増えますが、床から浮いているため掃除機がスイスイ通り、お掃除ロボットの基地にも最適。見た目もテレビと一体感が出て、スタイリッシュにキマります。ただし、安全面を考えた角対策は必要になります。
「壁の裏」や「クローゼット」に隠す
こちらは間取りにも左右されますが、リビング横の収納スペースや、壁の裏側に機器を配置し、ケーブルだけを壁の中を通して繋ぐ方法もあります。リビングにはテレビだけでミニマルな空間が完成するものの、リモコンの電波が届くよう赤外線中継器を使ったり、スマホ連携がメインの機器向けだったりします。
小さな「壁掛け棚」や「テレビ裏収納」を活用
そもそもレコーダーを置かない派(配信サービス中心)なら、ゲーム機やHDDだけを収納する最小限の棚を設置するのが、場所をとらず安価にできる対策です。テレビ裏にゲーム機を置けるようにする収納グッズもあるので、周辺機器が限られるなら後付けでそうした収納を利用するのもいいでしょう。
8.壁掛けテレビは、物件を決めたらプロにすぐ相談!
入居後ではリフォームのハードルが上がることは、先に紹介した通りです。とはいえ、ゲーム機を使うようになったり、やっぱりレコーダーが欲しいとなったり、周辺機器も必要になってきたタイミングじゃないと後から困るのでは?という不安もあるかもしれません。
そのため、DIYで今ある機器に対応するのではなく、プロに相談することで、引っ越しにあわせた段取りや将来的にも困らないよう計画を立ててくれるので安心です。壁掛けテレビはデメリットもありますが、位置を完全には変えられなくても角度は変更できるよう伸縮できるアームにしたり、将来的なサイズアップを見越した工事にしたりと、事前に対策できることがあります。物件にあわせた壁面設置は、リフォーム工事に慣れている業者への相談をおすすめします。プロに任せて、理想の暮らしを手に入れましょう!
執筆:ライターY
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