愛知県郊外が子育て世帯に選ばれる理由と住みやすい街3選
名古屋市内は市バスや地下鉄が発達していて便利ですが、市内にお勤めの場合でも、愛知県郊外に住む子育てはたくさんいます。名古屋市内よりも自然豊かで公園が広かったり、土地価格も現実的だったりで持ち家を検討しやすいことなどが理由でしょう。
とはいえ、地元ではない地域を選ぶときは、何を基準に移り住むか悩ましいものでしょう。通勤時間や子育て世帯にとっての環境面のよさ、生活の利便性といった子育て世帯がエリア選択をする際のポイントや、ブルーボックス本社近くのエリアから子育て世帯におすすめの街をご紹介します。
目次
1.子育て世帯にとって「住みやすい街」の特徴やポイント一覧
1-1. 通勤と生活のバランスが良い
愛知県郊外は車生活のエリアが多いものの、名古屋市内に勤務している人にとっては公共交通機関が利用できるかも大事なポイントでしょう。通勤先にもよりますが、目安として名古屋市内(名古屋駅~栄駅辺り)へ電車で30〜60分程度のエリアだと通いやすいと思われます。名鉄やJR沿線で、可能なら駅が近いか、車や自転車で最寄り駅まで出やすい場所を選びましょう。自分たちの通勤に便利な場所は、近い将来、子供が通学するにも便利な場所だからです。
ちなみに子供が小さいうちは、小児科や内科、耳鼻科、皮膚科あたりのお世話になることもしばしば。そのため、生活面の住みやすさを考えると、スーパーやドラッグストア、病院が近くにあると安心です。また、大型の商業施設や映画館、ゲームセンター、スポーツセンターなどあれば、天候を気にしないレジャー候補になるので子育て家族にも最適です。
1-2.子育て支援や教育環境が充実
児童手当や医療費助成などの子育て支援制度はどうなっているか、保育園や幼稚園が地域に適した分だけあるかどうか、待機児童が少ないかを各自治体のホームページ等で情報を確認してみましょう。小中学校までどのくらい通学にかかるのか、学校の評判や、夫婦共働きの場合は学童が充実しているかも調べておけると安心です。
1-3.自然や公園が身近にある
遊具もある公園がどのくらい地域にあるのか、調べてみるのもおすすめです。大きな公園はwebで検索すると紹介記事が見つかるかもしれません。また、Google Mapのストリートビューなら、公園付近の様子や、遊具がどのくらいあるのかも多少は確認できるでしょう。河川敷や緑地などがあると、休日にピクニックや散策もできて楽しめそうです。
1-4.治安の良さ
具体的にエリアを絞れてきたら、犯罪発生件数が少ないかどうか、子供が安心して通学できる環境かどうかも調べてみましょう。交通量の多さ、街灯があること、歩道が整備されているかどうかも大事なポイントです。もしも話を聞ける相手がいるなら、通学路の見守りボランティアや旗当番があるか等も聞いてみると、コミュニティがしっかり機能しているかどうかもわかるかもしれません。
1-5.住宅価格が現実的
名古屋市外は、市内に比べて土地・戸建価格が手頃なケースが多く、3,000万円台〜4,000万円台で戸建が買えるエリアが広範囲にわたります。交通網はエリアによりますが、車2台分の駐車スペースや庭付きの戸建が叶いやすいのも魅力でしょう。
1-6.地域コミュニティの雰囲気
子育て世代が多い新興住宅地の場合、働き盛りで時間がない若い世帯のことを考えて、子ども会や自治会の負担を少なくしているところもあります。自治会は最低限、子ども会はなし、という分譲マンションの話を実際に聞いたところ、マンションには子育て世帯が多く、子供たちは勝手に遊ぶので連帯感もあり、困ることはなさそうでした。
一方で、昔ながらの住宅地は自治会がしっかりしているところもあり、住むとなったら順番に地域のボランティア活動がまわってくる大変さはあっても、地域の子どもたちを見守ってくれている安心感もあるでしょう。どういった雰囲気がいいか、どんな暮らしがいいかは、ご家庭の希望にあわせて選ぶことをおすすめします。
2.ブルーボックス本社近くで人気のエリアはここ!「住みやすい街」3選
2-1.稲沢市(特にJR「稲沢」駅や名鉄「国府宮」駅近辺)の住みやすさは?
【通勤と生活のバランス】
名古屋駅へのアクセスが良く、公共交通機関を使っての通勤、将来的な子供の通学にも便利です。また、高速道路を使うと30~40分程度で名古屋市中心部へ出られて、車通勤もしやすいので、生活スタイルや職場にあわせて選べるのも嬉しいところです。
生活面では、国府宮駅の周辺に市民病院や市民センター、商業施設があるほか、地域にはスーパーも複数あり、生活しやすいエリアと言えそうです。
【子育て支援や教育環境】
保育園に通う園児には、紙おむつと処分費用を市が負担してくれます。また、第二子以降の保育料は無料、生まれてから18歳までの医療費は原則無料です。
【公園・自然について】
木曾川流域を含む、豊かな自然環境や公園が豊富です。国府宮駅近くには遊具もある児童センターや、民間の屋内遊び場、シネマもあり、親子で楽しめます。
【治安の良さ】
稲沢市全体で犯罪が少なく、通学路や支援センター付近はとくに落ち着いているようです。
【住宅価格】
新築戸建ての相場は2,000~4,000万円台で、駅近くだとやや高めです。
2-2.清須市(名鉄「新清洲」駅「須ケ口」駅、JR「清洲」駅「枇杷島」駅周辺)の住みやすさは?
【通勤と生活のバランス】
名鉄「新清洲」駅から名古屋駅まで約15分、JR「枇杷島」・「清洲」駅も名古屋駅にほど近くて通勤に便利です。また、名古屋高速や第二環状道路を使って名古屋市内に車で通勤しやすいエリアです。
名鉄「新清洲」駅の周辺はスーパーやコンビニ、薬局が揃っており、生活に困りません。また、飲食店や商店もそろっており、図書館や市役所へのアクセスも良好です。
【子育て支援や教育環境】
以前は15歳年度末まで医療費が通院・入院ともに原則無料でしたが、愛知県全域で18歳年度末までの助成拡大をしており、清須市では通院・入院ともに窓口負担が無料になります。
【公園・自然について】
庄内川や新川、五条川が通り、川沿いを散策できるように整備されているため、お散歩するに最適です。また、清須公園や清須城周辺、五条川沿いは桜の名所としても知られています。
【治安の良さ】
子育て世代も多い穏やかな住宅街で、落ち着いた環境です。駅から学校や市役所が近く、通学路も整備されているようです。
【住宅価格】
名古屋まで近くて利便性が高いながらも、新清洲駅周辺で賃貸の場合の家賃は月5万円前後、購入相場においても郊外価格です。価格帯は幅広いものの、JRと名鉄の両沿線が通るので選択肢が広いのも魅力でしょう。
2-3.一宮市(とくにJR「尾張一宮」名鉄「名鉄一宮」駅周辺)の住みやすさは?
【通勤と生活のバランス】
一宮はJRと名鉄の両方が隣接しています。一宮駅から名古屋駅へはJRで約15分、名鉄でもアクセス良好です。
これまでJR側にはiビルが、名鉄側には名鉄百貨店が建っていましたが、名鉄百貨店が新たな複合施設「イチ*ビル」として生まれ変わり、2025年度内に開業予定とされています。また、駅周辺にスーパーや商業・公共施設、飲食店が集中しており、お買い物や通院、ちょっとした娯楽も。病院は市内に14か所、通院はもちろん、救急外来もあり安心です。
【子育て支援や教育環境】
2025年7月現在は中学生以下の医療費が入院・通院ともに原則無料、10月以降は高校生世代まで医療費助成が拡大される予定です。
保育園は複数の認可保育園やこども園があり、待機児童はゼロ、共働きの子育て家族にもありがたい環境です。
【公園・自然について】
お寺や公園が町中にあり、散歩や自然体験にもよさそうです。
【治安の良さ】
防犯活動が活発化しており、犯罪件数は減少傾向にあるようです。
【住宅価格】
中古マンションは1,000万円を切る物件もあれば、4,000万円を超える物件もあり、立地や物件の選択肢が幅広いようです。持ち家率70%超と高く、暮らしやすいエリアなのでしょう。
3.家族に合った地域で、理想の暮らしを
今回は、子育て世帯にとって住みやすい街かどうかの判断軸や、具体的なエリア紹介をしました。見るべきポイント例をあげましたが、もちろんこれが全てではありません。候補の土地や建売物件、マンションを見つけたら、地盤や災害マップなども確認することをおすすめします。
今回ご紹介したエリア3選については、ブルーボックス本社がある稲沢市近郊で人気のエリアです。土地や建売、マンションの購入をお考えの方は、webで物件検索してみるのはもちろん、お問い合わせ、もしくはお近くの店舗へ相談に行くと細かな要望も伝えられるのでおすすめです!
執筆:ライターY