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2025.11.21

実家を二世帯住宅にリフォーム!二世帯住宅の種類やリフォーム計画の進め方

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高齢の親の暮らしが心配で、実家である戸建てをリフォームして同居する、という方もいらっしゃるでしょう。建物の大きさや強度、築年数や土地の広さなどもリフォームに影響しますが、重要なのは、親世帯と自分たち子世帯がそれぞれ快適に生活できる空間づくりです。どんな間取りの二世帯住宅にするのがいいのか、リフォームの進め方など、このコラムが参考になれば幸いです。

目次

  1. 二世帯住宅の種類
    1. 完全同居型の特徴
    2. 部分共有型の特徴
    3. 完全分離型の特徴
  2. 二世帯住宅リフォーム計画の立て方
    1. 家族のライフスタイルを考慮したプランニング
    2. 予算設定と資金計画の重要性
  3. 二世帯住宅リフォームの具体的な進め方
    1. リフォーム業者の選び方
    2. リフォーム工事の注意点
  4. お互いの希望と予算の確認が重要

1.二世帯住宅の種類

二世帯住宅には主に3つの種類があります。それぞれの特徴や利点を比較してみましょう。

1-1.完全同居型の特徴

玄関もひとつ、リビングやキッチン、トイレや浴室も共用する、家族が一緒に生活することを前提にした二世帯住宅です。食料や日用品などもそれぞれ買い物へ行く必要がなく、親のサポートが必要なときも隣の部屋へ行くだけ等、生活の利便性はほかのタイプの二世帯住宅より高めです。また、もとの建物の間取りによっては大幅なリフォームが必要なく、設備も共用のため、リフォーム費用も光熱費も抑えられ、コスト面のメリットが大きいでしょう。一緒に過ごす時間が増えて絆は深まるものの、個室には勝手に入らない、共用部の使い方や物の収納は半々にするなど、ルールを決めておかないとプライバシーが守られず、ストレスを感じやすくなることもあり、注意が必要です。

1-2.部分共有型の特徴

生活空間を階で分けるなどしつつ、共用スペースもある二世帯住宅です。この場合はプライバシーを確保しやすく、生活スタイルが違ってもストレスを感じにくいのがメリットです。ただし、共有スペースの管理が必要なため、完全同居型と同じく快適な同居のためのルールを話し合っておくことは必要になります。リフォームする持ち家の1階と2階の広さに余裕があれば、それぞれにキッチンやトイレがあるようリフォーム、玄関やお風呂など一部のスペースや設備は共有することで、リフォーム費用を抑えながらの二世帯住宅が実現します。

1-3.完全分離型の特徴

玄関も生活空間も別の、親世帯と子世帯が独立した生活空間を持つ二世帯住宅です。部分共有型以上にプライバシーが保たれ、来客時にも安心です。完全に独立していると、将来的に片方は賃貸に出す、親世帯のほうに自分たちが住んで自分の子供と同居するなど選択肢が広がるでしょう。ただし、現在の持ち家の大きさや土地の広さなど、実現には様々な壁も。もし可能だとしても、建物の構造から触る大幅な増改築やリノベーション、建て直しが必要になり、コスト面はほかのタイプより大幅に高くなると予想されます。

2.二世帯住宅リフォーム計画の立て方

どんな二世帯住宅があるのかわかったところで、次に考えていきたいのは、自分たちにあった同居スタイルや予算のことです。

2-1.家族のライフスタイルを考慮したプランニング

同居にあたって、まずは誰がどんなライフスタイルなのか、お互いに把握することが重要です。親世帯のケアがあまり必要ないうちは、完全分離型ならそれぞれのペースで暮らせますが、ケアが必要だったり共用スペースがあったりする同居の場合、生活する時間帯、外出予定やお風呂の時間などがわかっていないと困ります。また、自分で料理したい、自分の部屋は自分で管理したいなど、生活する上での希望を確認しておきましょう。そうすることで、完全同居型であっても家事は別々に行うなど、お互いの希望に沿った暮らし方が叶います。

現在のライフスタイルや希望を考慮するのはもちろん、将来的に介護が必要になることを考えて、生活の変化にも対応できるリフォームプランを立てておくことも大切です。

2-2.予算設定と資金計画の重要性

親世帯と自分たち子世帯の暮らしに合った二世帯住宅のかたちを考えていくのと同時に、予算を明確にすることも重要です。リフォームの規模が大きいほど費用もかかるため、ちょっとした内装の変更など簡単にできそうなものはDIYにする、段階的にリフォームを進めていく方法も。リフォームに使える補助金も自治体によって異なるため、そうした制度の利用も検討しましょう。

3.二世帯住宅リフォームの具体的な進め方

予算と希望をとりまとめたら業者を選んで、工事内容を決めていきます。

3-1.リフォーム業者の選び方

リフォーム業者といっても、部分的な設備交換のみ請け負っている会社もあれば、ブルーボックスのように賃貸物件の案内やリノベーションも請け負う会社もあります。品質やサービスも異なるため、クチコミや評判も調べて、信頼できる業者を選びましょう。見積もりは必ず複数の業者に依頼して、価格やサービス、対応を比較検討します。それぞれの業者の過去の施工事例に、自分たちの希望に合ったスタイルや仕上がりがあるかどうかも、確認しておくことをおすすめします。

3-2.リフォーム工事の注意点

業者を決めて工事内容の相談をしていく際、リフォーム工事中の住む場所や期間なども忘れずに確認しましょう。部分リフォームの場合は短期間かつ生活しながらの工事が可能なものもありますが、大規模リフォームだと工事中は別の住まいが必要になることもあります。工事中も業者とコミュニケーションを取り、疑問や不安はその都度解消していきましょう。工事完了後も仕上がりをきちんと確認し、問題があればすぐ業者に伝えてください。リフォーム工事の完成から時間が経ってしまうと元の状態がわかりづらく、うやむやにされてしまうこともあるため、確認を怠らないことも大切です。

4.お互いの希望と予算の確認が重要

先日別のコラムでも書きましたが、実の親子であっても、しばらく別々に暮らしていた期間を経ての同居はいろんな衝突が起きるものです。どちらかの意見に偏らず、親世帯と自分たち両方が過ごしやすいよう、きちんと話し合いをしてから二世帯住宅リフォームを決めていきましょう。すぐに親の生活のサポートや介護が必要でないなら、適度な距離感を保てる二世帯住宅がいいのではないでしょうか。

リフォームが必要なら、予算や利用できる補助金の確認も欠かせません。親世帯の将来的なケアにかかる費用、自分たちの老後の予算も考えて、どのくらいリフォームにかけられるのか計算しましょう。二世帯住宅リフォームについてご紹介しましたが、そもそも実家が古い場合は屋根や外壁の補修、耐震工事などが必要になる可能性もあります。

無理のないリフォーム計画を立てて、親世帯も子世帯も快適に暮らせることをお祈りしています!

執筆:ライターY

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