「3月は外を歩けない」花粉症の方、必見!花粉対策リフォームや間取りの工夫で花粉シーズンも快適な住まい

「家から歩いて5分の距離でも車に乗りたい」となるほど、暖かくなると大量に飛ぶアレに悩む方、多いのではないでしょうか。そう、スギ花粉です。一年中いろんな植物の花粉が飛んでいる中でも、特に日本人に多いアレルギーはスギ花粉だとか。かくいう筆者もスギ花粉アレルギーが強く、例年3月は外出したくない、できるだけ車で移動しないと目も肌もかゆくてティッシュを抱えて歩かねばならないほど辛いのです。
このシーズンは、外出時の対策はもちろん、帰宅してからも上着を放置しないなど気を遣っています。同じく花粉症の方はすでにご存じのことも多いかもしれませんが、花粉の除去は家電の利用だけでなく、家の間取り等で工夫することも可能です。これから住まいの購入を考える方に向けて、花粉症対策の観点からリフォームや間取りの工夫についてご紹介します!
目次
1.家での花粉の除去方法や効果的な掃除術
花粉は、塵や砂埃と同じく、たくさんあると何となく見える、という程度。ほんの少し外に出ただけでも風が強い日は洋服や髪の毛に付着しますが、はっきり見てわかるものではありません。手でバサバサっと払うと、かえって空気中に花粉が舞い、花粉を家の中にばらまいてしまうという恐ろしい事態を引き起こします。
花粉対策をした家の構造についてご紹介する前に、まずどのように除去するのがいいか、掃除方法など基礎的な部分からまとめていきます。
1-1. 掃除の頻度や時間帯、方法は?
花粉対策や掃除をする際、まずは花粉がどこから侵入してくるかを考えます。家族が出入りする玄関はもちろん、窓、換気口などが主な侵入経路です。「よし、すべてを塞ごう」というわけにはいきませんので、まずそれらの場所をしっかり掃除してください。
掃除の頻度は、花粉シーズンだけでも2日に1回、可能なら毎日が望ましく、空気中のほこりも下に落ちている朝早いタイミングでの掃除が効果的でしょう。掃除機を使うなら、排気がきれいなもの、吸引力にすぐれたものを選んで、フローリングワイパーなどで拭き掃除をすることで効果的に花粉を除去できます。
とくに、玄関は髪の毛や服、靴の裏まで花粉がつくため、玄関マットを設置して家の中へ持ち込まないよう工夫を。掃除するときは、掃除中は窓を閉め切って花粉が舞うのを防ぎ、終わってから喚起して空気を入れ替えるのがおすすめです。
1-2.空気清浄機はここを見て選ぶべし!
家電を使って花粉対策をするなら、空気清浄機や加湿器の出番です。空気清浄機は適用床面積を見て、使用する部屋の床面積にあったサイズを選びます。フィルターの種類が重要で、HEPAフィルター搭載のものがおすすめです。微細な花粉やほこりなど空気中の小さな粒子を捕まえてくれるでしょう。なんとも心強い味方です。寝室で使うなら静音タイプのものがいいですね。
設置する場所は部屋の真ん中が望ましく、壁際や家具の近くだと空気の流れが妨げられていて空気中の花粉をしっかりキャッチできない可能性があります。あとは、花粉の侵入経路である玄関や窓近くも効果的です。フィルター掃除って面倒やりたくない...けれど、快適な生活のために、とくに花粉シーズンはこまめにお手入れをがんばってください。
1-3.加湿器っているの?いらないの?
室内の湿度が適切に保たれることで、花粉が床に落ちやすくなり、空気中に舞い上がるのを防げます。乾燥していると空気中を舞ってしまい。鼻やのどの粘膜を刺激、目や肌がかゆくなる方もいるでしょう。ただし、加湿器は清潔な状態を保たないとカビが発生しやすく、加湿器だけでなく、住まいそのものにも影響を与えることも。個人的には、もし使うなら加湿機能付きの空気清浄機がいいのでは、という気がします。あとは、エアコン近くに濡れタオルをかけて湿度調整する方法がお手軽かもしれません。
さて、加湿器の種類は
- スチーム式
- 気化式
- 超音波式
などありますが、スチーム式は加湿力が高いものの電気代がかかりやすく、熱くなるため、子供がいる家庭にはやや不向きです。気化式は電気代が安くて自然な加湿になる半面、加湿力はやや弱め。超音波式はデザイン性が高くて安価なものもあるものの、水垢がつきやすいなど衛生面に注意が必要だそう。タンク内の水は毎日交換して、お手入れも必要です。
1-4.忘れてはいけない、エアコンのフィルター掃除
室内の空気を循環させるといえば、エアコン。こちらのフィルター掃除も大切です。2週間に1回ほど掃除機でほこりを吸って、硬めにしぼったタオル等で汚れをふき取る、汚れがひどいなら水洗いをしましょう。
エアコンの風向きも、まだ肌寒い時期は満遍なく...としたいところですが、花粉対策的には風向きを水平にすると風に乗って花粉が直接体にあたるのを防げます。家電の使う方もちょっとしたポイントに気を付けるだけで、対策していけますね!
2.生活する上で気を付けたい洗濯物や帰宅時のこと
掃除の後に換気すべしと先ほど書きましたが、そもそも1日の中でも花粉が多く飛ぶのは日中~夕方だそうな。早朝や夜はすこし落ち着く傾向にあるので、早朝起きられる人はまず軽く掃除をして短時間の換気をするのがいいでしょう。
3月上旬はまだ寒く、愛知県ではコートやセーター等を着ている方も多い時期です。そうすると...バチッと痛みが走る静電気が発生しやすく、静電気が花粉を吸着させてしまうのです...!そこで、静電気防止スプレーを使って外出すると、静電気の発生を抑えて花粉の吸着も弱まります。まさに一石二鳥です。
2-1.帰宅時は玄関前で花粉を払うこと
外出すると、衣類や髪の毛、カバンなどいたるところに花粉が付いています。室内に入る前に、
- できるだけ外で衣類を払う
- 衣類にはブラシやコロコロをかける
- 髪やカバン等はウェットティッシュでふき取る
ようにしましょう。玄関すぐの場所に手洗い場があるなら、すぐに手洗いうがいをして洗い流すのも効果的です。外出時に着ていた上着は玄関近くにかけて室内に持ち込まない、可能ならシャワーを浴びたり服を着替えたりして、体についた花粉を取り除き、室内へ持ち込まないという点に気を付けたいところです。
2-2.花粉シーズンは室内干しを徹底
早朝や夜はやや花粉が落ち着くとはいえ、シーズン中は洗濯物を外に干さないことが重要です。室内干しにする、浴室乾燥や洗濯乾燥機、乾燥機を使うことで、とにかく外に出さずにしっかりと乾かしましょう。
とはいえ、どうしても外で干したいことも出てくるかもしれません。そんな時は花粉ガードスプレーを吹き付けて、すこしでも付着した花粉を落としやすくしましょう。
3.花粉対策リフォームはどんな選択肢がある?
これから中古マンションを購入してリフォームの検討をするなら、水回りなど必要なリフォームに加え、花粉対策リフォームも検討してはいかがでしょうか。こちらではリフォームの選択肢をいくつかご紹介します。
3-1.網戸をつけるなら網目が細かい高機能網戸
網戸は製品によって目の細かさが異なるので、花粉やPM2.5などの微粒子もキャッチできるような網目の細かいものだと安心です。ただし、細かすぎても通気性が悪くなるため、花粉の捕集率を確認しながらバランスを考慮してください。
愛知県では冬の寒暖差が強く、夏は猛暑のため、窓を開けて過ごすのは春と秋の短い期間。花粉の時期は換気を短く済ませたいので、実質、網戸が活躍する期間は短いのかも?とはいえ、春先の爽やかな空気を入れて室内を換気したい...!という日だってあります。細かいところですが、空気の入れ替えをする際、網戸は本当に大事。高機能網戸にするだけでなく、普段からさっとひと拭きすることで、新鮮な空気を室内に迎え入れることができます。
3-2.コート類もかけられるシューズクローク
スペースがとれるのかの問題もありますが、もしも可能なら、室内へ花粉がついた上着を持ち込まなくて済むよう、コートも書けられるシューズクロークの設置はいかがでしょうか。お子さんが小さいうちはベビーカーや三輪車の収納もできると、玄関がすっきりと片付きます。最近では、あえてドアなしのオープンタイプのシューズクロークを設けるケースもありますが、花粉対策としては、室内や玄関とも明確な区切りがあるほうが効果的でしょう。
3-3.洗濯を室内で済ませるランドリールームや室内干し設備
花粉シーズンはもちろん、梅雨の時期やPM2.5が多い日なども、室内干しができると困りません。衣類乾燥機を設置する、浴室乾燥機を設置する等はもちろん、洗濯機を置くスペースがそのまま室内干しもできるスペースになっていると家事の手間も減ってラクになります。
室内干し設備には、
- 天井に取り付けるタイプ
- 壁に取り付けるタイプ
- 折り畳み式
など、いろんなタイプのものがあります。住み始めた後でも簡単に設置ができるため、安価な折り畳み式や鴨居で室内干し生活を試してから、子供の成長とともに洗濯物が増えてきたタイミングでの設置がいいかもしれませんね。
3-4.花粉対策を考えるなら0LDKは避けるべし?
以前、別のコラムで、最近のトレンドのひとつ「0LDK」をご紹介しました。あえて空間を仕切らず、家具の配置などを工夫することで、広いひとつの空間でスペースごとに使い分けをするライフスタイルです。限られた居住スペースを広く見せ、家族の気配を感じられる素敵な暮らし方...ではあるものの、花粉が全てのスペースに広がりやすくなるので花粉対策を考えるならオススメはできません。ご家族に花粉症の方がいる場合は、壁やドアで仕切られている間取りがいいでしょう。
3-5.花粉を二重にブロックする二重窓や内窓
内窓については別コラムでご紹介した通り、愛知県の夏の猛暑対策にぴったりのリフォームです。窓は花粉が侵入する経路のひとつ。二重窓や内窓にすることで花粉を出来るだけ侵入させない、という点でも、窓リフォームはおすすめです。窓リフォームは高断熱リフォームとして補助金が利用できるケースもあるため、専門業者に相談してはいかがでしょうか。
4.生活の中での工夫や家電の利用、リフォームで花粉シーズンも快適に過ごそう
今回ご紹介したものは、中古物件の場合でも適用できる花粉対策です。新築の場合は建材や換気システムの導入など、さらに対策できることも増えますが、中古物件、とくにマンションの購入を検討している方にとっては現実的ではありません。
スギ花粉であれば治療による症状の改善が望める場合もありますが、植物の花粉は一年中飛んでいます。3月のスギ花粉シーズンが辛い方はもちろん、年中なにかのアレルギーだという方もいらっしゃるでしょう。こまめな掃除、家電の上手な利用、部分リフォームなど、生活の中で取り入れられるものからぜひお試しください。
執筆:ライターY
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