FXは危険？やめとけと言われる理由と不動産クラウドファンディングと比較した違いを紹介

「FXは危険と聞いたけど実際どうなのだろう」

「FXは他の投資と何が違うのだろう」

FXは少ない資金でも短時間の間に大きな利益を得られる可能性があり、取引できる時間が長いため、日中は仕事で取引ができないサラリーマンやまとまった時間が確保しにくい主婦層にも人気の投資です。

しかし、「FX」で検索すると予測変換候補に「やめとけ」「危険」などネガティブなキーワードが並びます。

なぜ、FXはやめとけと言われるのか、他の投資と比較した際のメリット・デメリットについて紹介します。

また、当サイトでも度々紹介している不動産クラウドファンディングと比べた際のメリット、デメリットについても紹介します。

FXがやめとけと言われる理由は？デメリット4選

FXがやめとけと言われる理由はいくつかありますが、ここではその代表的な4つの理由について紹介します。

• FXギャンブル要素が強い
• FXのデメリット投資家保護制度が弱い
• FXのデメリット値動きの予想が難しい
• FXのデメリット金利（スワップ）が一定ではない

について紹介します。

自身の投資スタイルと照らし合わせて、自分に合っているかどうか判断してください。

FXのデメリット1.ギャンブル要素が強い

FXにはレバレッジと呼ばれる、預けた証拠金の数十倍から数千倍以上の金額での取引が可能なシステムがあります。

ハイレバレッジの取引は大きな利益が期待できる一方、押し目とよばれるちょっとした逆行の際に強制決済（強制ロスカット）されてしまう可能性があります。

うまくトレンドが掴めたとしても、押し目の大きさによっては簡単にロスカットされてしまうため、FXはギャンブル要素が強いと言え、堅実に運用したい人ほどFXをやめとけと言われる理由のひとつです。

FXのデメリット2.投資家保護制度が弱い

株取引では投資家保護の観点から一日の最大値幅が決められています。

しかし、FXでは変動幅の制限がないため、一瞬で資産の大部分を失う可能性があります。

証拠金が急激に減った場合、FX会社によって強制ロスカットが行われますが、あまりにも急激な変動の場合は強制ロスカットが間に合わない事があります。

過去にスイスフランショックというスイスフランが短期間で大暴騰するという出来事がありましたが、FX会社による強制ロスカットが間に合わず、多くのトレーダーが破綻しました。

また、証拠金が規定値を割ってしまうとFX会社から追加の証拠金入金を求められる事があります。

これを追証と呼びますが、追証は基本的に拒否できないので、損失が出た直後でもさらに入金しなければなりません

FXのデメリット3.値動きの予想が難しい

為替の値動きは自国の経済状況のほか、資源の産出状況や貿易状況、近隣諸国の動向など様々な要素が複雑に絡み合って反映されます。

その他、突発的な要人の発言によって相場が急変することも珍しくありません。

このように値動きを予想するための要素が多く、突発的な要人発言など予想することが困難な不確定要素も多くあるため、為替の値動きを予想する事はプロのトレーダーでも困難と言えます。

テクニカル分析と呼ばれる、チャートから今後の値動きを予想する分析法もありますが、セオリー通りに推移しないのが実状です。

FXのデメリット4.金利（スワップ）が一定ではない

FXでは通貨ペアごとにスワップと呼ばれる金利の様なものが設定されています。

スワップは一定期間保有することで発生しますが、一定ではなく変動制です。

変動制の為、将来的な運用益の予想が難しく、保有期間も決めにくいというデメリットがあります。

また、マイナススワップも存在するため、保有期間が長ければ長い程多くのスワップを払わなければならない事もあります。

保有によって得られる利益をインカムゲインと呼びますが、FXではインカムゲインによる利益は不確定要素が多く、おすすめできません。

FXの特徴・メリット4選

次に4つのメリット

• FXの特徴・メリット　24時間取引が可能
• FXの特徴・メリット少資金でも取引が可能
• FXの特徴・メリット取引チャンスが多い
• FXの特徴・メリット取引手数料が安い

について紹介します。

代表例を４つ紹介しますので、デメリットとメリットどちらが強いか判断してください。

FXの特徴・メリット1.　24時間取引が可能

FXは利用しているFX会社のメンテナンス時間や祝祭日等を除き、24時間取引が可能となっています。

これは、24時間世界中のどこかの市場が開いているためです。

そのため、自分の都合のいい時間帯に取引することが可能で、売買のタイミングも自由です。

取引可能時間はFX会社によって異なるため、取引前に取引可能時間を確認する必要がありますが、長時間市場が開いており、いつでも取引を行える状況はトレーダーにとって魅力的と言えます。

FXの特徴・メリット2.少資金でも取引が可能

利用するFX会社によって異なりますが、FXは数百円からでも取引が可能です。

レバレッジを使えば証拠金の数十倍から数千倍の運用資産と同様の取引が可能なので、少ない資金でも十分な利益を狙う事ができます。

また、FX会社によっては取引で使えるポイントが入金時に付与されることがあり、運用資産の一部として利用することが可能です。

FXの特徴・メリット3.取引チャンスが多い

FXでは上昇相場と下降相場どちらも取引チャンスになります。

今後上がると思えば買いエントリーし、下がると思えば売りエントリーします。

そのため、エントリーのタイミングが多く、超短期売買を繰り返す事も可能です。

通貨ペアによって流通量が異なる為、変動幅もまちまちですが、ボラティリティ（変動率）の高い通貨ペアを選べばより取引のチャンスが増えます。

FXの特徴・メリット4.取引手数料が安い

FXでは基本的に取引手数料は掛かりません。

代わりにスプレッドと呼ばれる差額が発生します。

例えば、1ドル100円で買いエントリーしても実際は100円4厘で購入されるなど差額が発生した状態で約定します。

スプレッド幅はFX会社によって異なりますが、どのFX会社でも発生します。

しかし、これ以外の手数料は発生しないため、取引手数料を気にすることなく頻繁に取引することができます。

FXがおすすめの人

FXをおすすめできるのは、以下のような人です。

• 使える時間の限られている人
• 取引資金が少ない人
• ハイリスクハイリターンを望む人

FXはいつでも好きな時間に取引することができるので、取引に割ける時間が不規則な人でも取引が可能です。

また、レバレッジを利用すれば少資金でも取引が可能で、レバレッジ倍率を高くすれば高くするほど大きなリターンを期待できます。

ギャンブル性が高くなりますが、重要指標発表後など相場が荒れがちなタイミングで取引すると大きなボラティリティが期待できるので、うまくいけば短期間で大きな利益を得る事も可能です。

あくまでも余剰資金の範囲での投資をおすすめしますが、ハイリスクハイリターンが好みの人にはうってつけの投資の一つです。

FXがおすすめではない人

FXをお勧めできない人の特徴は以下の3つです。

• コツコツ資産を増やしたい人
• ギャンブル要素を極力排除したい人
• 損切りができない人

FXにはスワップと呼ばれる金利の様なものがあります。

スワップを利用してコツコツ資産を増やすことは可能ですが、スワップが高い通貨ペアほど値動きが一方的になりやすく、エントリー後、一度も含み益にならずにロスカットされてしまう事もあります。

短期売買を繰り返して利益を積み上げる手法もありますが、コツコツドカンという言葉があるように、損切りが遅れて今までの利益を無くすどころか更なる損失を出してしまう人が多いのも事実です。

予想に反した値動きをした場合、すぐに損切りできる人でないと最終的にFXで利益を出すことは難しいと言えます。

また、突発的な要人発言など事前に予測することが困難な要素も多く、どうしてもギャンブル要素が高くなってしまうため、しっかりと相場の値動きを予想して堅実に運用したい人には不向きな投資と言えます。

ハイリスク・ハイリターンを望まない人には不動産クラウドファンディングがおすすめ

ここまでFXについて紹介してきましたが、FXはハイリスク・ハイリターンな投資方法です。

リターンも少なくて良いからミドルリスクの投資をしたい方には「不動産クラウドファンディング」がおすすめです。

不動産クラウドファンディングとは、不動産を運用するプロジェクトに対して多くの投資家で投資をします。

そのため、本来投資するのに何千万円とかかる不動産に一口1万円程度から投資できます。

不動産運用をして得る利益（賃料や売却益）を配当することで儲けることができるのです。

不動産クラウドファンディングとFXの違い2選

ここでは不動産クラウドファンディングとFXの違いにを2つ解説していきます。

不動産クラウドファンディングとFXの違い1.値動きがない

FXはいつでも取引可能で値動きがあります。

しかし、不動産クラウドファンディングは値動きがないため、頻繁に値動きを確認する必要がありません。

値動きがあるからこそ多く儲けることができますが、その分損をする可能性も十分にあります。

不動産クラウドファンディングでは運用が始まったら運用終了まで待つだけで、何もやる必要はありません。

その分、不動産クラウドファンディングは流動性が低く、運用終了まで換金することは基本的にできないので注意が必要です。

頻繁に値動きを確認するのは大変、という方は不動産クラウドファンディングをおすすめします。

不動産クラウドファンディングとFXの違い2.投資家の資金を守るシステムがある

FXは一瞬で資産の大部分を失う可能性があると、デメリットで紹介しましたが、不動産クラウドファンディングには投資家の資産を守るためのシステムがあります。

優先劣後システムです。

優先劣後システムとは、1つのプロジェクトに対して投資家だけでなく、運営会社も一緒に投資をして、投資家の出資分を「優先出資分」、運営会社の出資分を「劣後出資分」と分けます。

配当は「優先出資者」から行われるため、もし、対象不動産での運用がうまくいかずにマイナスになってしまっても、劣後出資分までのマイナスであれば投資家は損をしません。

劣後出資分の多いプロジェクトを選んで投資することで、元本割れリスクを抑えます。

また、不動産クラウドファンディングでは多くの場合「匿名組合型」と言われる投資スタイルが使われています。

匿名組合型ではどれだけ不動産の利益がマイナスになってしまっても最初に投資した分以上に追加で出資をする必要はありません。

最大の損失でも最初の出資分だけとなります。

主要不動産クラウドファンディング2選を紹介

ここまで不動産クラウドファンディングについて解説していきましたが、主要の不動産クラウドファンディングサービス2社を紹介していきます。

短期間で高いリターンを狙いたい人向けのサービス「ヤマワケエステート」

不動産クラウドファンディングの中でもトップの高利回りを誇るサービスが「ヤマワケエステート」です。

ヤマワケエステートは平均利回りは約14％と他社に比べ圧倒的な高利回りです。（平均的な利回りは5%程度）

ヤマワケエステートがこの高利回りを実現できている理由は、開発案件を多く取り扱っていることが挙げられます。

土地を2つ一緒にして売却したり、建物を更地にして売却したりすることにより、不動産の価値を上げて高い利益を上げています。

また、運用期間が1年未満のファンドも多いため、短期間で高いリターンを狙える点も魅力です。

ただし、短期間で付加価値を高めて売却するわけですから、案件を取りまとめる難易度が高かったり、買い手が見つからなければ利益を出せないリスクはあります。

あくまでも余剰資金の範囲で、かつ案件情報の精査をした上で投資できる方であれば、短期間で高いリターンを狙えるサービスといえます。

ヤマワケエステートの公式サイトを見てみる→

ヤマワケエステートの解説記事を見てみる→

堅実に一定のリターンを積み上げたい人向けのサービス「CREAL（クリアル）」

CREALは上場企業であるクリアル株式会社が運営している不動産クラウドファンディングです。

2024年4月時点で、募集ファンド数108件、累計調達額476億円で元本割れ0件というこちらも実績のある不動産クラウドファンディングとなっています。

CREALは平均利回り4.3%と一般的な数値ですが、CREALの扱うファンドの特徴として、賃料収入メインであることが挙げられます。

不動産クラウドファンディングでの利益は賃料収入か売却益かの2択になります。

売却益を狙うファンドは安い金額で不動産を買い、リフォームや開発をして高い金額で売るというものなので、大きな利益を得られる可能性がある分、リスクも大きめです。

賃料収入メインのファンドは、住んでいる人から出る賃料がメインのため、一定の利益が出る可能性が高いです。

経済市場が落ち込んでいても一定、賃貸への需要は無くならないので、安定的な利益が見込めます。

優先劣後方式だけでなく、マスターリース契約（賃料保証）を結んでいるケースもあるので、安定的な投資をしたい方にはおすすめのサービスです。

CREALの公式サイトを見てみる→

CREALの解説記事を見てみる→

まとめ

今回紹介したFXについて、重要なポイントを5つにまとめました。

• ギャンブル要素が強い
• 値動きの予想が困難
• 少ない資金でも十分な利益が見込める
• 24時間取引が可能
• 金利目的の運用には不向き

また、FXはハイリスク・ハイリターンな投資になるので、リスクを抑えてほったらかしでもできる投資をしたい方には不動産クラウドファンディングがおすすめです。

不動産クラウドファンディングの特徴として、

• 値動きがなく、ほったらかしで投資可能
• 投資家の資産を守るシステムがある
• 不動産に多くの投資家で投資できる

それぞれの投資のメリット・デメリットを見て、自分に合った投資をしましょう。

本サイトのコンテンツは事業者の公式サイトから抜粋した情報をもとに執筆者個人の感想を加えたものです。正確な情報は、事業者の公式サイトにてご確認ください。なお、本記事は情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する意思決定は、事業者の公式サイトにて個別商品・リスク等の内容をご確認いただき、ご自身の判断にてお願いいたします。