お子様がいるご家庭でよく聞くお悩みは、「おもちゃが片付かない」というものです。
本人が片付けられるような高さやわかりやすさをよく考えるといった、おもちゃ収納のポイントをまとめました。

  • 成長に合わせた収納

    小さなお子様にとって細かく分類された収納は難しく、片付けられない原因のひとつ。年齢にあった収納にすることが大切です。言葉を理解できるようになったら、まずはママの手に戻す片付けから始めて、慣れてきたら大きな箱に収納するようにしていきます。

    仲間ごとに分けて収納するなら、定位置を決めること。その場合は、お子様の手が届く高さを考えた収納が大切です。3段のカラーボックスなら、お子様が小さいうちは横にして利用し、大きくなったら立てて収納するなど、可変性のある収納家具を使うのがおすすめです。

  • 見える化収納

    仲間に分けて収納するための定位置を決めたら、ケースの中に何が入っているのかわかるよう表示します。まだ文字が読めない年齢なら写真やイラストを貼る、ひらがなが読める年齢なら文字で書くなど、年齢にあわせた表示にしましょう。

  • いま遊んでいる物だけを収納

    「おもちゃが溢れかえって困っている」こんなお悩みをよく耳にします。そういうご家庭の中には、例えばお子様は現在5歳なのに赤ちゃんの時に使っていたおもちゃも一緒に置かれたままのことがあります。おもちゃを「いる・いらない・移動する・迷い」の4つに分類して、「いる」に分けた現在遊んでいるおもちゃだけにしましょう。次のお子様に使用するものは、別の場所で保管しましょう。

  • 子供が管理者になれる収納

    朝、お子様が出したおもちゃが、学校から帰ってくると片付いている。そうなるとお子様は、おもちゃが収納されている棚であっても自分が管理する場所ではないと思ってしまいます。物の管理者にならないということは、片付けをしないことにつながります。子供も当事者意識を持つと「管理者」として片付けをするようになるため、収納の定位置を考えるときは、必ずお子様の意見を聞きながら場所を決めましょう。

  • エリアを分けて収納

    お子様が遊ぶだけでなく、勉強もするようになってきたら、遊ぶエリアと勉強エリアを分けましょう。勉強するところに遊ぶものがあると、勉強に集中することができないからです。 遊ぶエリアにはおもちゃやゲームなど遊ぶものの定位置を、勉強エリアにはランドセルや教科書など勉強するものの定位置を作ることで、自分で物を片付けやすくなります。

お子様の成長にあわせて、遊ぶものも片付けも変わっていくものです。
今はどんな物でどのように遊んでいるのか、お子様の様子をみながら、収納を少なくとも1年ごとに見直し、もしくはお子様が小学生であれば春休み、夏休み、冬休みの度に見直すのがおすすめです。

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